今年の夏は、ありがたいことに声をかけていただいて、複数人で旅行が続く。(ということで、この夏は一人旅はなしになった。)
今回は、友人と2人の日帰り旅。
中央本線各駅に乗ってから、プランを決める。
憧れの山梨県立美術館からのワイナリーに決定。
まずは、甲府まで。
珍しく徒歩圏にはない県立美術館。バスの時刻が合わなくて、タクシーで。
あの有名なミレーの種をまく人もあるけれど、特設展のテルマエ展も面白そう。
古代ギリシャの公衆浴場。
外壁には、彫刻ずらり、図書館も併設してたりして、文化的な要素もあったらしい。
一方、平たい顔族の公衆浴場。
さて、軒先にぶら下がっている「弓矢」には、どんな意味があるでしょうか。
「弓射る」と「湯に入る」をかけていたとのこと。粋だねぇ。
ギリシャでは、その後、戦争などの影響もあり公衆浴場は廃れてしまったが、日本はこうしてずっと続いているのは、やはり温泉が各地で沸いているからなのか。
楽しい展示だった。
もちろん、ミレーの名作他、私の好きなバルビゾン派の暗い風景画も堪能した(こちらは撮影禁止)。これらが日本で見ることができるのも、古き良き昭和の名残なんだろうなぁ。
昼ごはんに時間を取られ、次の目的地としていた勝沼行の電車を逃してしまったので、近くに見つけたワイナリーへ。酒折ワイナリー。甲府から一駅の酒折駅から850m。でも、山の上。
盆地は暑い、汗をだらだら流しながら、急坂を上る。
急遽見つけたワイナリーで、こじんまりとしているものの、ガイド付きの見学とテイスティングで300円とお安く(見学ラインが動いていなかったのは残念だったけれど)、大満足。
もちろん、これだけでは足りず、飲み較べセット(こちらは別料金)も追加したけど。ちゃんとおつまみ持参のKさん、ありがとう。
大筋決めていれば、行き当たりばったりでも、充分楽しい。美味しく勉強になった旅だった。
美味しかったワインを2本担いで帰って、旅の余韻にも浸れる。