ネパールの協力隊ボランティア経験者のグループ「協力隊ネパール会」でのセミナー参加。
会場は、久々のJICA横浜。
今回はハイブリッド形式で。会場参加(スタッフ含め10名ほど)とオンライン参加(35名ほど)。私は、会場でオンライン配信担当として参加した。こういう形式も皆慣れてきて、特にトラブルもなく開催できてよかった。
在日ネパール人として日本で活躍している方2名と、私も参加させてもらっているNPO法人SEWAの代表からの報告。
印象に残ったのは、
- 在日ネパール人は10万人近くいるが、コロナで伸びは鈍くなっている。
- 入国が難しくなっているのはもちろんだが、オーバーワークの監視が厳しくなって、留学生でも帰国させられるケースが増えている。
- ホテル業製造業中心で働いていた人が、配送業にシフトしている。
- 仕組みから外れると、再就職や生活が難しい。
- 精神的にダメージを受けている在日ネパール人が増えている。
- 日本生まれのネパール人の子供も増えてきており、ネパール人学校も東京で2校、名古屋、九州にも。言語だけじゃなくネパール文化を伝えていきたい。
- 大阪では、母語教育が始められている。
- 小中学生でネパールから日本に来た児童は、生活言語は割と早く身につけられるが学習言語の教材がないので勉強についていけなくなる。
など。
日本人からすると、海外から来た人になるべく日本に早く慣れてもらって、勉強や仕事を日本人と一緒にスムーズに行えるにはどうしたらよいかばかり考えてしまうけれど、彼らのアイデンティティの確立も同時に必要であることを改めて考えさせられる、いいセミナーだった。
ここのところ、街に出るのは本当に稀になってしまったので、セミナー前にちょっと周辺を散歩。
みなとみらいのロープウェイを生で見るのは初めて。
ハンマーヘッドも初めて。
セミナー終わってからの打ち上げは、先日も行ったネパールレストランで。(このセミナーの講師の一人がオーナー)
駒ヶ根訓練所の同期に会えたり、最近のボランティア隊員とも知り合えたり、やっぱり対面大事だね。