憧れのインド。
国境まで行きながら、超えることができなかった。次に行くのなら、インドかなとも思っているけど、いつになることやら。
少しでも、雰囲気を味わいたい、とインドの民族音楽を扱った映画「タゴール・ソングス」を観に行く。あのマニアックな映画の聖地、ジャックアンドベティへ。
タゴールと言うのは、アジアで初めてノーベル文学賞を受賞した詩人、音楽家、思想家、農村改革者。
この映画の字幕によると、超正統派(普遍的な)の主張を歌にする人で、それゆえ現在のインド(ベンガル-インド東部・バングラデシュ)の若者たちも現代の表現方法でその歌をアレンジしつつ受け継いでいる。
リーフレットによると、「滝廉太郎の叙情性、宮沢賢治の荘厳さ、中島みゆきの気高さ、ブルーハーツの激情を併せ持ったような」歌とのこと。
この並べ方は新鮮だわ。
だけど、100年以上にわたって歌い継がれアレンジされ日本人の心の真ん中に響き続いている歌ってあるかな?
ドローン(インドやネパールの音楽で、常時低音で響き続ける音)の響く中、唱えるような歌は、確かにラップにも似てるのかもしれない。
言葉が分からず音のみで聞けば気持ちがよい音楽が、言葉が分かった時点で内容は本当にいいことを言っているのに(だから?)恥ずかしくなっちゃうのはなぜだろう。
昨日は、映画監督とラッパーのトークショーがついていたのだけれど、やっぱり日本語のラップは恥ずかしかったのだった。
横浜もずいぶん色づいて来てた。