なかなか、最近、これっと言う本に出会えない。
これは、久々のヒット。
舞台は、ネパール首都カトマンズ。そして、あの王宮事件。
私の場合、それだけで2割増しになるところ。
でも、それがテーマではなく。
一応、ミステリーの様相を呈しているものの、謎解きも主題ではない。たぶん。
人間の多面性、報道の影響力、考えさせられるものがいっぱい。
時々考えている「支援」と呼ばれるものの危うさについても、改めて考えさせられた。
いい本だった。
どんな人にも、いい面と悪い面があるよね、忘れそうになるけれど。