JICAボランティアの帰国後進路相談員になりたいから、と始めたカウンセラーの勉強だったが、思いの外ハードだった。
なぜなら、カウンセラーっていうのは、何らかのアドバイスを与えて解決させる人だと思っていたのだけれど、そうではなくて、相談してきた本人(クライアントと言う)が自分の持っている解決方法に気付くのをサポートする人だったのだ。
クライアントとの信頼関係を作り、気持ちに寄り添いながら、待つのが基本ということ。
自分自身にもじっくり向き合ったりせず、どんどん解決して、というかケリをつけて(上手く行かなかったらあきらめて)次に行っちゃう私には苦行だったよ、ほんと。
初めのころなんて、実習でクラスメイトの相談を「そんなのしょうがないじゃん、考えてても」とか、「よくあることでしょ」なんて思いながら、聴いていた。
ひどすぎる!
相談している意味がないじゃん。
日頃の考える癖から離れて、カウンセラーとして対応を身に着けるというのは、なかなか人格改革、長年身についたものは変えられない。
けれど、反対に私が相談をする側の実習で、自分の気持ちで聴いてもらえることの気持ちよさに気づき、カウンセラーの存在意義がわかってきたので、そうなれるように努力した。
まだまだ、できないことはいっぱいあるけど、修了したことでスタート地点に立ったかな。
実は、これ、「海外でまた何かしたい病」を抑えるための足かせでもあった。
まだまだ、疼くことはあるけれど、「海外から来て日本で働いている人たちや留学生たちのために、カウンセラーとして何かできたら」と今は思っている。きゃー、言っちゃった。
ってね、1月末の試験に受からないと何も始まらない。
一緒に苦しみながら学んできたクラスメイトに助けてもらいながら、さび付いた脳みそ動かして、いろいろ覚えなければ。
「テキスト2ページ読むとまぶたがくっつく病」を直す特効薬、欲しい。
先生方、クラスメイトと打ち上げ。
ほんと、暖かいクラスメイトに助けられた、大感謝。