毎日繰り返す家事としての料理は、面白くないけれど、週末とかに一度も作ったことのないのにチャレンジするのは結構好き。
なので、料理本とか(最近はクック○ッドが多いけど)を見るのも好き。
料理作り始めて(独身時代はほとんどしなかったから)30年近く。
小林カツ代と栗原はるみが活躍したのは、ほぼ同時期。
そして、私の友達は、断然「小林カツ代派」が多かった。
なんて背景もあって、この本を手に取ってみた。
料理研究家の変遷は、女性史(昨今は、女性だけではない)だったのだと改めて。
(実際に取り上げられているのは表題の2人だけではない)
ネパールで、みんな毎朝毎晩ダルバートというご飯、豆スープ、カレー味の野菜煮、そして特別な時の肉、を繰り返し食べているのが不思議だった。(一方彼らにとっては、私が毎日違うものを食べようとするのが不思議だった模様)
でも、この本によると、明治の半ばまでは、庶民は手に入る食材は限られていたし、レパートリーも少なく増やす余裕もなかったとのことだ。
今や、世界中のあらゆる食材が季節も関係なく手に入る日本。
そして、みんなすごく忙しくなっているから、出来合いの惣菜もたくさん。
スーパーの食品売り場のレジの行列で、みんなが買っているものの多様性に驚くものね。
そして、なぜ私の友達は、「小林カツ代派」なのか、というのもちょっとだけクリアに。
友達は、フルタイムで働いている子持ち女性が多く、「時短でおいしい」というのが大事で、更に「憧れのライフスタイル」は必要なかったんだなと。
私は、特に料理研究家に思い入れはないけれど、男子二人の食べ盛り期に、小林カツ代の息子のケンタロウの弁当本で、ガツンと肉を入れれば、彩りよく多種のおかずを揃えなくともよいと教えられ乗り切ったのは、思い出。
りょう 2015-08-31
この本、予約中なり。楽しみだなあ。
admin 2015-08-31 — 投稿者
りょうちゃんの書評も楽しみにしてます!