マハビール・プン氏は、ネパール・ワイヤレス・ネットワーキング・プロジェクトを1966年から開始されているネパール人であり、ネパールの田舎の村に無線LANによるインターネット環境の整備を進めており、アジアのノーベル賞と言われるマグサイサイ賞も受賞されている。
ネパールのIT界では、知らない人はいないそうである。
会は、マハビール・プン氏が日本語を解さないからという理由で英語で。
「この中で、日本語でなければ困るという方はいらっしゃいますか?」という司会者の言葉に手を挙げる人はいなかった。(私は、手を挙げる勇気がなかっただけ。。。)
まあ、でも、ネパール人の英語は聞きやすい(慣れてる?)し、特にマハビール氏はプレゼン慣れされていてゆっくりと難しい単語が少なかったので、どうにかこうにか。
彼は、ヒマラヤ山中などの村・学校・病院などを無線LANでインターネットにつないで、教育・医療・トレッカートレッキングシステム・家畜データベースなどに利用して来た。
山中は遮るものがないから、LANのアンテナを立てればつなげることは容易らしい。
興味深かったのは、医薬品をドローンで運ぶというシステム。
確かに、医薬品はそんなに重量がないものが多いし、道路が整備していない地において、都市部の病院から村へドローンを使って運べばすばらしい。
日本では、安全面ばかりが問題視されているドローンだが、使い道を間違えなければいろいろ活用できるよね。
地震によりネット環境が破壊した個所もあり、またこんな時にこそ更に役立つインターネットなので、ホットスポットを強化したいので、サポート(資金的、人材的)してほしいとのことだった。
詳しくは、こちら(iSPP情報支援プロボノプラットフォーム)まで。
彼の取り組みは、今後のネパールにとってすごく有効であると思うし、彼のようなネパール人(アメリカで勉強して、ネパールに帰って地元ために活動する)が増えることは非常に重要だと思う。