今回、ゲルに3泊。ゲルと言うのは、遊牧民の住居。遊牧民は季節に合わせて移動するが、季節ごとに住むところは大体決まっているとのこと。簡単にたためて、ラクダに載せて移動し、また広げて住むと言うことを繰り返している。

私たちが泊ったのは、ツーリストキャンプではあるが、形は同じらしい。YouTubeなどを見ると、テレビやソファーが備わっているものもあるようだが、私たちのはテントの中はベッドと石炭ストーブ(小学生の時に使っていたような…と言ったらちょっと下の世代に通じずショック)と座布団とテーブルというごくシンプルな作り。電気は来ておらず、ソーラーによる電灯のみ、コンセントなし。夜は寒くてストーブ必須。
Wi-Fiないのでデジタルデトックス、冷蔵庫がないのでアルコールデトックス。でも、特に不都合はなかった。(実際は、いくつかのキャリアならば繋がったらしい)そして、カメラのみに使うのならば、スマホのバッテリーは大して減らないのだった。(もちろん、モバイルバッテリーは持参したけど)

ファンのように見えるのが電灯。ストーブの天井が突き抜けている。そして、南側を半分開けて、時間を知るのだとか。
ゲル生活でのプログラムは、2時間の乗馬、夜の星空観察、実際の遊牧民宅訪問のみ。のんびりしているのがいい。実際、何もせずに草原を眺めるだけで、呼吸が深く、目が良くなるような気がするのだ。

94歳は全プログラム参加。
特に、乗馬は最高齢記録を更新したらしい。

94歳は、引き馬で。私は、ちょっとだけ一人で早歩きもさせてもらえた(違いを主張したい)。
星空観察は、ちょうど晴れて、新月の時期だったので、北半球の空満天の星。スマホの星空アプリでもこの程度みえる。

ミラーレスカメラでの撮影方法を教えてもらったのに、リモコンシャッターがうまく使えず終了。ぶっつけ本番じゃダメだよね。(長野で予行練習しようと思ったら、雨で。。。ブツブツ)
遊牧民宅では、羊をさばいてごちそうしてくれたり、草原を馬で駆け巡る子供たちを見たり。

冬はマイナス40度の中動物たちとの過酷な生活、子供たちは継続していくのだろうか。
この広大さはとても写真では伝わらないなぁ。
続く