御茶ノ水と秋葉原の間に万世橋がある。
昔は、そこに万世橋駅があったそうだ。今はエキュートという飲食店とアートの施設になっていて、そこでアート・鉄道遺構ツアーがあるというので参加してみた。
ガイドはここのアート部門の館長さんとのことだったが、今日の参加者はみんな鉄道遺構に興味があるとのことだったので、鉄道遺構を中心に説明してもらう75分。

昔の万世橋駅のジオラマ。かつては、ここが東京の中心地のひとつだったらしい。こちらの方が古いのだが、東京駅に似ているのは、同じ設計者辰野金吾の設計のため。
関東大震災で周辺が壊滅的になったなか、この駅舎は耐震設計であったためつぶれず、住民の避難所になったらしい。そののち避難民からの火災で駅は使えなくなったと言われている。

この屋根のずれや出入り口は耐震設計のためだとか。

かつて、改札を通ってこの階段を上ってホームに行っていたのだ。壁面も階段も当時のまま。

階段を上ると、当時のように線路が走る。
そういえば、昔ここに交通博物館があって行ったこともあったな。
帰りに、東京駅で、東京駅のジオラマも見較べる。

確かにそっくり。
前にこのエキュートを利用したこともあったけれど、駅の跡だとは全く知らず。そんな風に、知らないで通り過ぎている街の風景っていっぱいあるんだろうな。