今回のツアー名は「8つの世界遺産を巡る 王道の北インド5日間」と言う。憧れのタージマハルが観れて、電車に乗れることだけを考えていたので、行ってから、8つも世界遺産を観ることに気づいた。
準備しなければいけなかったのは、現在のインドではなくて、歴史だったのね。
まあ、気づいていても、歴史からずっと逃げている人生だったので、きっと予習していかなかっただろうけれど。
観光したのは以下の10か所。★は世界遺産、カッコ内は都市名。
- ★タージマハル(アグラ)
- ★アグラ城(アグラ)
- ★ファテープル・スィークリー(ファーティプルスィークリー)
- 風の宮殿(ジャイプール)
- ★アンベール城(アンベール)
- ★ジャンタル・マンタル(ジャイプール)
- シティパレス(ジャイプール)
- ★レッド・フォート(デリー)
- ★フマユーン廟(デリー)
- ★クトゥプ・ミーナール(デリー)
まずは、アグラから。
1.★タージマハル
憧れのタージマハル。インドで絶対行きたかった場所。

ムガル帝国第5代皇帝が早逝した奥さんの遺言で作られたお墓。ムガルというのはモンゴルと言う意味でイスラム王朝なのでモスク形式。白い大理石が青空に映える。晴れてよかった。
すごい人混みだが、春節だからではなく(今、インドは中国本土にビザを発行していないらしい)、ほぼインドの人たち。土曜日だからか。
セキュリティがとても厳しく、ナイフや火気のあるもの以外にも、スマートフォン以外の電子機器、筆記用具、口紅、飲食物など持ち込み禁止。入口で厳重に検査。建物中に入るには、入口で渡される靴カバーを着用。

壁に彫られている模様も素敵。色のついているところはペインティングではなく、世界中から取り寄せた貴石が埋め込まれているため、色褪せたりしないのだとか。

門も素敵だが、やっぱり白にはかなわないな。月に輝く姿を観たかった。
2.★アグラ城
ムガル帝国第3代皇帝が作ったお城。

赤い石は砂岩。堀にはワニを飼って敵からの攻撃を防いだらしい。

タージマハルの横を流れるヤムナー河の反対側に黒いタージマハルを作ろうと計画していた第5代皇帝は息子に地位を奪われてこの城に幽閉され、日がな一日窓からタージマハルを眺めていたとか。

こんな眺めかな。哀しい。
3.ファテープル・スィークリー
アグラからジャイプールに向かう途中にある城跡。アグラ城を作った3代目皇帝が息子が生まれたことを機に都を移転。

なんか、ネパールの古都バクタプールを彷彿とさせる。ついつい、元カレ(ネパール)と比較してしまってよくないなぁ。
この都、高台にあって見晴らしがいいのだが、水が確保できず14年で遷都。

こんなため池をいくつも作ったのにね。

装飾はこちらも見事。象の方杖。
インドってヒンドゥー教だと思っていたら、イスラム色が強いし、モンゴルとかペルシャとか遠くから行ったり来たりして、権力や技術のやり取りがあったのを知り(ひょっとして、世界史で学んでる?)驚き感動したのだった。