ある年齢以上(いくつかなぁ)の人なら、絶対懐かしい厚紙の切符。もちろん裏を返せば4桁の数列。昔、よくこの数字を足したり引いたりして「10」にするっていうのをやったなぁ。(ちなみに、この「7890」は、「8+9-7+0=10」で足し算と引き算だけでできた)
子供と同世代の友人夫婦に赤ちゃんが生まれたというので、いそいそと会いに出かけた。湘南新宿ラインと上州電鉄、たったの1回乗り換えで行けちゃう。
この乗り換え時間が13分。ドイツでも13分が間に合わなかったけど、日本でも湘南新宿ラインが遅れて間に合わなかった。なんだ、日本でも同じか。魔の13分乗り換え!?
乗っている電車から異音がしたとのことで、こんな景色をぼぉっと見ながら20分余り止まる。
さて、上州電鉄。日本一運賃が高いと噂される(事実ではないけど、高い)路線。世界遺産の富岡製糸場を通るので休日はそれなりに利用者も多いのかも。平日昼間は1両に5~6人の2両編成。ローカル線によくあるラッピング車両が多く、色んな色で走っている。元々は黄色なのかな。
単線で、駅員のいない駅も多く、一番先頭車両の先頭のドアのみが開き、車掌さんが切符回収。
いいなぁ、この雰囲気。維持するのは大変だろうけれど。
だけど、車内には無料Wi-Fiが飛んでいる。
ハイテクなのだ。
でも、縦揺れ激しく、ネットしていると酔うんだよなぁ、残念。
そして、厚紙の切符。高崎駅から乗った時には、自動販売機のペラっとした切符だったのだが、帰りの上州福島駅では駅員さんに行き先を言って、厚紙の切符にハサミを入れてもらう。思わず、「わっ、厚紙の切符」と感動の声をあげたら、「降りるときに言えばもらえますよ」と。そういう人多いんだな。
かわいいふにゃふにゃの赤ちゃんに会えて、楽しいローカル線に乗れて、一粒で二度おいしいプチ旅行だった。