ナマステ再び

ネパール滞在後の日常@主に日本です。

ふらり女子旅(3)-2人合わせて156歳

長かった(ようには思わないのは、昔と同じ)夏休みは終わり、今週から一部授業開始。だけれども、諸所の予定が合わず、今週もまだ旅行している。

連続女子旅最終回は、母と2人旅。合わせて156歳の旅である。女子か?とも思うが、もう、1周か2周、回って女子と言ってもいいんじゃない?

コロナもひと段落して、どこ行きたい?と母に尋ねたところ、2歳違いの姉に会いたいと。母の姉、私にとっては伯母、はコロナ禍中に転倒し一時は危なかったのだが、回復し今は埼玉の施設に入っている。

伯母の息子、わたしにとってはいとこ、の家のそばに施設はあるので、最寄りの駅まで迎えに来てもらって、面会。

94歳と92歳の再会

なかなか、妹を認識してもらえなかったのだが、何度も名乗って話しかけると、名前を呼んで時折分かった様子だった。思ったよりも元気で快適に施設で過ごせているようで、母も安心した様子でよかった。

そのまま帰るのではつまらないので、東武日光線に乗って、日光で一泊。

初めて乗る東武日光線。各駅停車は、ザ・ローカル線と言う感じで車窓から眺める田畑や山に、久々の遠出の母も「やっぱり旅はいいわね」と嬉しそう。

日光の宿でも、ずうずうしく「レディースプラン」なんかを予約して、ごちそうや温泉を味わいながら、母は積もる話を話しまくる。友達はたくさんいて恵まれていると思うけれど、なかなか本音が言えないから溜まっている様子。

そして、みんなに「お元気ね~」とばかり言われるのが不満らしい。いや、お元気としか言えないでしょうと思うのだが。

と、親孝行風にしているが、もちろん私の目論見もあり。

それは、今年の7月にデビューしたばかりのスペーシアXに乗って帰ってくること。

じゃーん、かっこいい!!!

スタンダードの席だって、こんな感じにゆったり、で十分満足。

と言うことで、合計156歳になっても平和に旅行できる幸せに感謝。

浅草に到着した後、近くの浅草橋まで行って母の趣味のアクセサリー作りの材料店巡りのおまけつき。友達やお世話になっている人にたくさんお土産を買って重くなったバッグを転がすのは、私の役目(本人は自分で持つというのだが、そんな見た目はこちらが恥ずかしい)。

そして、旅行の楽しさを思い出した母は、次は誰とどこに行こうか考え始めている。

なんだか、元気に圧倒され吸い取られた感じがする旅行だった。そういえば、105歳まで生きた母の母(私の祖母)と接していた時も、元気を吸い取られている感じがしてたっけ。

吸い取られて元気が失われるのか、はたまた、私もこうなるのか、どちらにしても空恐ろしい。

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