ナマステ再び

ネパール滞在後の日常@主に日本です。

5月まとめ

5月はゴールデンウィークでたっぷり遊んだので、働いた日数は1週間分くらい少なかったけれど、楽だったというわけでもなかった。1コマ増えるけれど内容はほぼかぶるから大丈夫かと引き受けたら、課題の採点が60数名分増えるということに後から気づく。いくつになっても、思慮が浅い。

5月のキーワードは2つ。

  1. ChatGPT
  2. ピラティス

ChatGPT

担当科目の1つは情報リテラシー。昨年度から、AI・データサイエンスのさわりを含めろと言われて四苦八苦していたのだが、このChatGPTブーム、とりあげないわけにはいかない。

毎日のように飛び交う「生成AI」「ChatGPT」。どんどん使っている学生もいるようだし、どんなメリットデメリットがあって、何に気をつけなければならないのかを伝えなければと、アクセスしたり、セミナーを受講したり、記事を読んだり。大学もそれぞれ対応に右往左往している様子。

相変わらずの、泥縄授業。

今のところ、私なりに分かったのは、

  • 無料版(3.5)と有料版(4.0)はクオリティが全然異なること
    アプリやデータは無料で使うというのがスタンダードになってきているが、信頼やクオリティにはやっぱりコストはかかるので、有料化は賛成だ。
    ただし、有料版はまだ使ってみていないのだけれど
  • プロンプトが大事
    チャットと言うだけあって、対話しながら答えを出してくれるのが特徴なのだが、こちらからの問いかけをプロンプトと呼んでいる。そのプロンプトで、どういう情報を与えるのか、どのように質問するのか、それによって得られる情報は全く異なるので、得たい情報を得るための適切なプロンプトを作成できる人材は求められると思う。
  • 文章は自然でなめらか
    文章化するのが苦手な人には、うまくプロンプトを作成すれば、自然で分かりやすい文章を作ってくれそう。
  • でたらめ多し
    まだまだ、出てくる答えには誤りも多く含まれている。誤りであると判断する能力が必要なので、知っていることにしか使えないような気も。
  • 情報元を提示してくれない
    出てくる出力の根拠は不明。なので著作権に問題が出てきそう。
  • プロンプトに使う情報も学習データとして利用される
    機密情報や、個人情報を入力することは、情報漏洩にもつながる恐れも。
  • 学習データにバイアスも
    まんべんなく公平に学習データが得られているわけではないので、バイアスかかった出力になっている可能性もある

クオリティの高い有料版を使っていないので、何とも言えないのだが、自分の能力で分かる範囲のものを分かりやすく自然な文章(だけでなくコンピュータプログラムなども)で得られる見直し必須のツール程度なのかな、と思う。今のところ。

大騒ぎしている割には、まだまだ仕事が取って代わられるところまでは行っていない印象。半年後、どうなっているのかは興味深い。そして来年度(お仕事のオファーがあれば)には、何を教えなければならないのか。また、全く異なる様相になっているのだろうなぁ。

ピラティス

そんなこんなで、ずっと授業や他の仕事のことが気になって、わさわさと落ち着かない毎日を送っている。寝ていても、「あ、明日これも話さなきゃ」と起きてしまったり。

そんな中、1月から始めたピラティス。週に1時間だけれど、言われたとおりに動くことに夢中になって、この時間だけは自分の体の動きに専念できるのがいい。本当のリフレッシュ。

更にPCに向かって固まりがちな体(特に、背骨、肩甲骨、股関節あたり)を丸めたり伸ばしたりねじったりしてほぐせるのが気持ちいい。(トップ画像はピラティス教室にある骸骨。これを使って骨を説明する。)

結構シニアに向いていると思うんだけど、若い人しかいないのはもったいないなぁ。(男性は同世代も見受けられるのだけれど、女性は断然私が最年長な感じ)

ずっと超初心者クラスで、ここでさえできない動きもあるけれど、息を吸って、ろっ骨を膨らませるだけでも体にいいことをしている錯覚を得られるので、続けていこう。

そんなこんなで5月は終わった。6月は、雨が多いし、休日はないし、出勤仕事が増えるし。でも、前期の半分は来たので、引き続き、毎日行き先も持ち物も間違えずに頑張ろうっと。



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