一夜明けて、石巻まで移動の一日。
往きの新幹線内の車内誌で地図をみたら、行こうと思っていた路線は結構戻ることと三陸海岸からも行けることに気づく。
3時間ほど余計にかかるし、交通費もかなりアップするけれど、ここまで来たら三陸を見ないと、と計画変更。(三陸鉄道はJRじゃないので、大人の3割引が使えない)
最初の計画は緑の破線、実際に行ったのは実線部分。アプリの路線案内に頼っちゃだめだね。
青:釜石線、オレンジ:三陸鉄道、紺:BRT大船渡線・気仙沼線、紫:気仙沼線・石巻線。
ローカル電車なので本数がないことは織り込み済み。7:52に出発することにする。
駅に向かうと、「空転のため35分遅れ」と。空転って何?と思ったら、落ち葉が車輪にくっついて空回りしていることだそうで、「秋だねぇ」と乗り換え時間に余裕があることもあり、のんびり構える。
霧がだんだん晴れてきて、車窓の景色に見とれていたら、「この電車はすれ違いの電車が来るまで30分止まります」のアナウンス。単線だからねぇ。。。でも、乗り継ぎができない!戻る方が早いかも、でも、三陸。。。と悩んで待つことにする。
こんなに空いていれば、本数も少なくなるよなぁ。
釜石駅で2時間近く。市場を眺めたり、お土産みたり。ちょっとコーヒー、という場所もなく。
やっと来た1両編成の三陸鉄道。ツアーのお客さんと一緒になり、ちょっとにぎやかに。
リアス式海岸で有名な三陸海岸はきれいだ。(トンネルがほとんどだけど)
盛でBRTに乗り換える。BRTとは南三陸鉄道の線路跡を走るバス。
線路の代わりにこんなふうに道が作られている。
信号もほとんどなく快適に走るけれど、見える景色は何もなくなって更地になっている地面と堤防。そして、山側にはピカピカの新築住宅が物悲しい。
それにしても、遠野から被災地の遠さと言ったら。(実際にボランティアで被災地には行かず、仮設住宅に行ったり事務作業したりだったので、気づかなかった。)いかに被害の地域が広かったか、やっと分かった。
その後、2回電車を乗り換え、17時過ぎに、石巻着。友人とも無事会えた。
10時間、乗り物乗ってる時間+待ち時間。でも、やりきった充実感。