映画「ルーム」オフィシャルサイトより |
「ルーム」という映画を観てきた。
アクションもの(登山もアクションと言うジャンルに入れれば)じゃない映画をロードショーで観るのは久しぶり。
「ルーム」に監禁されている女性。その中で生まれた息子。
「世界」を知らずに5歳まで生きていた子供にとって、「世界」とは。
監禁事件は日本でもあって、その密室での生活が心に及ぼす影響は理解を超えているのだが、この映画では、大人は過去を振り返るが、子供は今を生きているのが印象的だった。
いくらでも、ドロドロに描けると思うこのテーマ、意外とあっさりと話が進んで行ったのも助かった。
そうなんだよね、変えたいと思うのは、過去と他人。
でもそれは既に変えることができないものなのだ。この母子も未来を見つめて今を生きていけるように。
映画とはあまり相性の良くない私だが、これは、いい映画だったな。