この著者の本は、マラソン1年生を読んだことがあり、ほのぼの系。
アジアで現地の人と働く日本の女性たちを取材した本(半分漫画)。
観てないのが残念だけど、NHKの番組の取材らしい。
ネパールに行ったつながりから、アジアで働く何人もの人と知り合いになった。また、それを目指す多くの人とも。
ほぼ100%、女性である。
なので、この本で「女性なのに」という取り上げられ方はちょっと「ん?」と思う。
女性だから、という感じ。
この本で取り上げられている女性も知り合いも、ほぼみんな、バリバリ感より、穏やかな雰囲気を醸し出している。だから、この漫画のタッチがぴったり。
バリバリ系の女性は、日本や先進国で戦っていく雰囲気?
それを逃れて、というか、そこに魅力を感じず、アジア特有のフレンドリーな雰囲気になじむ人で、かつ、行動的な人が行くんだろうなぁ。
バリバリ系の人は、現地ののんびりした時間の過ごし方が我慢できないかもしれない。
なぜ女性?
背負うもの(家族とか、ね。でも、男性だって今や結婚するとは限らないんだから、そういう幻想?刷り込み?)がないから?
そして、多くが現地あるいは、現地にいる日本人以外の人をパートナーに選ぶ。
みんな、気持ちを言葉や態度ではっきり伝えるからなぁ。
頑張れ、日本男子、と心から思うよ。(我が家の息子たちも含め)
私の若い頃も、こんな選択肢があったんだろうか?
少なくとも私は考えたこともなかった。
今だったらこういう選択をしていたのか、というと甚だ疑問だけど、女性のライフスタイルの選択肢が増えてるってのはいいよね。
それにしても、「なでしこ」っていうネーミング。好きになれないなぁ。
大和撫子から来てるのかな?ただ、女性たちでいいじゃないかと思うんだけどねぇ。