地震があって、何だか離れられなくなってきている自分を持て余し気味。
ここにいて、何ができるっていうんだと思いながら。
ま、だけど、ぐずぐず思っているだけでも仕方がないので、国際協力NGOシャプラニールの報告会に足を運んだ。
5月の後半にネパールに行かれた方からの現地報告とこれからの活動について。
日本に比べて、圧倒的に行政の仕組みができていないこと。今まで政府の存在ってあまり重きを感じていなかったのだけれど、災害時など非常時においては、やはり行政に頼る必要はあるのだなと。
しかし、
その中でも、政府に頼らずにしっかり生きていこうとする姿があるということ。ネパールで一緒に生活をしていたから、この逞しさ、強さは想像できるところ。
講演者の方が「被害の大きさとは、元の生活との差なんです」とおっしゃっていたのが印象的で、元々インフラが整っておらず、地域の人たちが協力して暮らしていたとくに地方では、家がなくなれば、ある材料で作りはじめる(安全性では大いに問題はあるだろうけれど)、被災した次の日から農作業を続ける、など、立ち上がりつつあると。
だからと言って、援助がいらないわけではなく、長い目で見て防災を考えた街づくり、コミュニティづくりを考えていかなければならないし、それはネパールだけではできないことということもよくわかった。
そして、科学的な知識が欠如している中での地震の心理的影響は特に女性子供に大きく物資だけではなくメンタル面でのサポートが必要ということも認識できた。
それで、私に何ができるのか、と言うことはまだ全然見えてきていないけれど、変化しつつも長期にわたる復興の状況を追っていきつつ、考えていくつもり。