トレッキング前後は一人でのんびり過ごす時間が結構あったし、トレッキング中もちょっと一人の空間に入りたいときに、本を読んだ。
往復の飛行機も含めると、全7冊。
ホラーなんて、完全に選択ミスもあったけど、この本はイチオシ。
調べてみたら、結構昔の本だし、映画もあるようだけど。
だんだん自分の体が動かなくなって、最後に死を迎えるALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵された大学教授と、その教え子との週1回の最終講義の様子が描かれている。
なんか、真っ直ぐすぎる本で、日本で読んだら気恥ずかしくなるかもしれないけれど、大自然の中ではストレートに心に響いた。
誰かに何かをしてもらうことを、愛されることを要求するんじゃなくて、自分ができることを相手にする、愛することが大切だよって、だんだん弱っていって死を目前にしている人が言えるとは。
そういう人に私はなりたい、けどな。