ナマステ再び

ネパール滞在後の日常@主に日本です。

2025年に読んだ本

恒例の一年間に読んだ本。冊数は、少な目。日本の小説が少なかったため?目が疲れやすくなったため?今年も、引き続き長距離通勤が続くので、また電車内読書ができるのは嬉しい。
2025年は、本友が増えて(なんと、中高の恩師)、今までとは異なる風合いの本も読めたし、心して海外の作品も読んだ(海外の本は、カルチャーが異なることと名前が馴染めないせいで時間がかかる)。海外旅行に2回行くことができたのでその地域にまつわる本も結構読んだ。旅行は、計画も実行も楽しいけれど、そこに本も加わるともっと楽しい。

面白かった本は、以下の通り。リストの書名をクリックすると感想に飛びます。

成熟スイッチ (講談社現代新書)成熟スイッチ (講談社現代新書)感想
自慢話も多く鼻につく感じもするけど、そう思われるのも承知の上、自分のことをよく分かっているなと思う。年を取ったら、楽しんだもん勝ち。楽しめる下地を作るために年を重ねてきた実績があるから何も言えない。むしろ清々しいかも。
読了日:01月07日 著者:林 真理子


令和元年の人生ゲーム令和元年の人生ゲーム感想
Z世代が本当にこんな風に考えているとすれば、日本人ってやっぱり変わらないんだなと思う。正しいことを追い求めて、冒険しないし、つるむし。まあ、こういう教育をされれば、そうなるかな。ちょっと残念。だけど反対に、そう変わらないと思えば付き合い方も見えてくるな。
読了日:01月11日 著者:麻布競馬場


寿命が尽きる2年前 (幻冬舎新書 669)寿命が尽きる2年前 (幻冬舎新書 669)感想
今、まだ死が身近ではないから、この死生観が共感できるのかも。70歳になったら健康診断も受けるのをやめようかなぁ。と言いながら、70歳になったら80歳になったらと言っていそうだけど。上手に寿命を受け入れられるように心の準備をしていきたいものだ。
読了日:01月22日 著者:久坂部 羊


もうひとりのはかせもうひとりのはかせの感想
話で聴いて、ちゃんと読んでみたいと思って手に取った。三人の博士は有名だが、遅れたもう一人の博士は。。。いい話だった。そして、絵がいい。絵本にしてよかった。
読了日:01月22日 著者:中井 俊已


ドヴォルザークに染まるころドヴォルザークに染まるころ感想
町田さんなので、狭い世界でのドロドロした話で終わるわけもなく、葛藤がありながらも強く自分を持つ女性への成長につながりそうでほっとする。
でも、代々その土地に住み、そこしか知らない人たちの集団の様子は読んでいても息が詰まりそうだった。
読了日:01月26日 著者:町田そのこ


雫感想
2025年の4月から始まって、5年ずつ遡り、最後に2025年10月になるという不思議な構成。まず現在の状況があり、それは何に基づくのかを追っていく形。こういう男女4人の人間関係ってありそうでなくて、貴重だと思う。主人公の「女性は…」への抵抗感はとても共感する。
読了日:01月31日 著者:寺地 はるな


決定版 インドのことがマンガで3時間でわかる本 (ASUKA BUSINESS 2309-7)決定版 インドのことがマンガで3時間でわかる本 (ASUKA BUSINESS 2309-7)感想
10年前発行の前版に比べるとずっと柔らかく読みやすくなったような気がする。ビジネス向けであるけれど、生活目線が多くなったためか。インドと一口に言うけれど、国土も大きく人口も14億、こんな本では分からないと言うことが分かった。さて来週からインドへ。たった5日間じゃ何も分からないだろうけど、楽しみ。
読了日:02月01日 著者:関口 真理,中島 岳志,辻田 祐子,三輪 博樹,繁田 奈歩


白鶴亮翅白鶴亮翅感想
こだわりがないようである主人公が、異文化の中で生活する様子が心地よい。実は登場人物みんなが異文化の中で生きているような、きっと欧州あるあるなんだろう。私小説的なところもあるのかな。太極拳に興味津々。
読了日:02月14日 著者:多和田 葉子


うそコンシェルジュうそコンシェルジュ感想
日常にありそうな話だけれど、これだけ丁寧に書かれるとなるほど人とのコミュニケーションってこれだけ複雑なのだと認識しなおす。「うそつきは泥棒の始まり」とか「うそ」は悪いことと刷り込まれているけれど、相手を思いやる「うそ」は悪くない。でも、しっかり覚えていてうそをつき続ける覚悟が必要なので、いいうそをつくのはしんどいな。
読了日:02月25日 著者:津村 記久子


バラバ (岩波文庫 赤 757-1)バラバ (岩波文庫 赤 757-1)感想
自身も磔になることが決まっていた罪人だったが、イエスの磔により無罪になった。それは自分の意図するところではなかったのに、後ろ指を指された。そして、一瞬ではあったが心を通わせた人も磔になった。彼は裏切ることで磔を免れた。色々思うところがあったのだろうが、心を閉ざしてしまった。その思うところは読者に委ねている。そして最後は…。彼の心のありようを考えるには一読では足りない。時間を空けてまた読みたい。
読了日:02月26日 著者:ラーゲルクヴィスト


生殖記生殖記感想
目の付け所は面白かったけれど、主人公を主人公の所有物が語るという形態は読みにくかった。人間と言うのは面倒くさい生き物なのね。わが身を振り返ってみると、生産・拡大という波に乗ってきたし、今は乗らせるためにお尻を叩いているような仕事についているような気もしてきて、これに乗れない人にはきついよなぁと改めて思った。
読了日:03月03日 著者:朝井 リョウ


上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室 (講談社の実用BOOK)上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室 (講談社の実用BOOK)感想
確かにゆるいけれど、分かりやすく親しみやすく一話が短いのがとてもよい。イラストも素人っぽくて和む。
読了日:03月09日 著者:MARO,LEON


書店員は見た! 本屋さんで起こる小さなドラマ書店員は見た! 本屋さんで起こる小さなドラマ感想
本屋さんでも、色々相談に乗ってくれるんですね。そういう利用の仕方をしたことがなかったので、もったいなかったな。こういう書店員さんがいたら、町の本屋さんも生き残れそう。そして読書量に感心。たくさんのお勧め本、読みたくなった。
読了日:03月09日 著者:森田めぐみ


spring (単行本 --)spring (単行本 –)感想
文章で音楽が聴こえた「蜜蜂と遠雷」に驚いたが、今度は音楽と共にバレエが観えた。やはり、恩田さん凄い。ストーリーは上上上の連続で挫折したり屈折したりがないので物足りなさもあったが、それはそれで圧倒させられた。
読了日:03月15日 著者:恩田 陸


もう一人の博士もう一人の博士感想
前に絵本の方を読んで、元を読みたくて図書館で借りた。貸出カードが付いているような古い本だったけれど、絵本より詳細な内容で理解が深まった。もう一篇の「最初のクリスマス・ツリー」はちょっと無理やり感があるかな。
読了日:03月28日 著者:ヘンリ ヴァン・ダイク


女の子たち風船爆弾をつくる女の子たち風船爆弾をつくる感想
戦争と言うと男性が兵隊としてどう行動したかが中心になりがちだが、不特定の少女たちが主語としてそれぞれの感じ方行動を感情的ではなく書かれており、その時点での風景が浮かび上がってくる。銃後の守りとか言うけれど知らずに戦争に加担していたことかが、やっと戦後80年たって浮かび上がってくる現実。この主人公たちはちょうど母の年頃。直接話が聞けるうちに聞いてみたいけれど、話したくもないのかなと躊躇する。読んでよかった。
読了日:03月29日 著者:小林 エリカ


『化け活。』『化け活。』感想
書店員は見た!からの読書、その1。ヒントになりそうなことはいっぱいあったが、中々覚えられない。できそうなこと2,3でいいことにする。
読了日:03月31日 著者:化け子


籠の中のふたり籠の中のふたり感想
事件ものとかミステリーとかで読むのではなく、成長ものとして読むのがいいのかな。だとすれば、今後の成長が見てみたい。ストーリー展開がスムーズで一気に読みました。
読了日:04月01日 著者:薬丸 岳


モンゴル (現地取材!世界のくらし)モンゴル (現地取材!世界のくらし)感想
モンゴルに興味があって。2020年の発行と言うことで比較的新しいデータなのがうれしい。都会のくらしと遊牧民のくらしが共存する国。全人口の70%が35歳以下とはすばらしい。
読了日:04月04日 著者:関根 淳


ともぐいともぐい感想
決して心地よい作品ではないが、引き込まれた。何と何との「ともぐい」か。自然との対峙も良かったが、後半の方が深かった。これはこれで、納得できる人生だったんじゃないかと。
読了日:04月08日 著者:河﨑 秋子


フーテンのマハ (集英社文庫)フーテンのマハ (集英社文庫)感想
書店員は見た!からの読書、その2。目的をきちんと持たずに旅したり、テーマを決めて旅したり、そして作品につながる様子が楽しかった。そして「ぽよグル」。こんな旅友がいたらいいなぁ。
読了日:04月16日 著者:原田 マハ


超大国インドのすべてがズバリわかる!超大国インドのすべてがズバリわかる!感想
インドへの興味は続いている。この本は分かりやすかった。日本企業がインドへ進出しても中々うまく行かない理由などはとても納得。そして、独立後100年でどう変わるかを考えているインドと目の前のことしか考えていない日本との違い。インドも色々な問題を抱えているとは思うが、将来どうなっていくかは明確だと思った。
読了日:04月18日 著者:榊原 英資,小寺 圭


代償 (角川文庫)代償 (角川文庫)感想
書店員は見た!からの読書、その3。もう、気分が悪い。こんな奴に関わられたら、という恐怖と、早くこの恐怖から解放されたいというのと。作者の思い通りに心が振り回されたんだと思う。あ~、しんどかった。(でもやめられない)
読了日:04月23日 著者:伊岡 瞬


よむよむかたるよむよむかたる感想
途中まで、読書会での本のストーリーと読書会での老人的な脈略のないようなあるようなの話が読みにくかったが、後半になるとストーリーに動きが出て、前半のあれこれが回収されていくのに引き込まれた。
悪い人が一人も登場せず、中々深い内容の楽しい読書でした。老後、こんな仲間ができたらいいなぁ。積極的に探していかねば。
読了日:04月25日 著者:朝倉 かすみ


汽水域汽水域感想
汽水域という言葉に馴染みはなかったが、最後に納得。みんな汽水域にいるとして、海水と淡水にどこで分かれるのか。犯罪者の心理とジャーナリストの葛藤、そしてメディアのこの先、色々考えさせられた。一気読み。
読了日:04月29日 著者:岩井圭也


超現代語訳 戦国時代 笑って泣いてドラマチックに学ぶ (幻冬舎文庫)超現代語訳 戦国時代 笑って泣いてドラマチックに学ぶ (幻冬舎文庫)感想
歴史的常識がなさすぎて、手に取ってみたが、ギャグが分からなくて返って読みにくかった。世代ギャップ?でも真田一族がなぜ人気なのかは分かった。
読了日:05月09日 著者:房野 史典


インドの台所インドの台所感想
たったの3日しかインドにいたことはないが、広大な土地、多くの人の異なる文化に興味がある。こんなに広い土地で食べられているものは異なっても台所の形状はあまり変わらないというのが面白い。台所に異国人を入れるのを拒む文化の中で著者がどのように調査をしているのかも興味深かった。それにしても、紅茶を飲むようになったのはイギリス人が統治してからなのか。そしてここにも働くネパール人が多数。
読了日:05月13日 著者:小林 真樹


月とアマリリス月とアマリリス感想
町田さんの作品には悪い人がいないイメージだったんだけど、覆された。その悪い人も結局は幼少時の家庭生活が根底に流れているとすると、連鎖はどう止めることができるんだろう。主人公の甘さに思い入れが中々できなかったのだけど、気が付けば一気読みだった。
読了日:05月17日 著者:町田 そのこ


すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険感想
普段意識せずに酷使している自分の身体。こうやって説明してもらうと、動けているのが、生きているのが、不思議に思えてくる。そして著者が人体を探ることに喜びと楽しみを持っていることがよく伝わってきて、読んでて楽しい気分になった。
読了日:05月26日 著者:山本 健人


幻のアフリカ納豆を追え! : そして現れた<サピエンス納豆>幻のアフリカ納豆を追え! : そして現れた<サピエンス納豆>感想
納豆は日本のもの(それも東日本)と思い込んでいたが、見事に覆された。だけじゃなく、いつも高野さんの著書を読んでいて感心するのが、追求心と人との距離の近さ。巻き込まれているように見えても、完全に巻き込んでいく。世界の納豆も食してみたいし、日本のいろいろの納豆にも出会ってみたい。(アジア納豆の本も読んでみなきゃ)楽しかった。
読了日:06月02日 著者:高野秀行


口外禁止口外禁止感想
あれだけ自己啓発本が売れるんだから、こんなこともあるかもしれない。途中から繋がりが見えたり、見えなかったりを楽しんだ。回収場面はちょっと粗さが気になったけれど、エピローグはちょっと怖い。
読了日:06月04日 著者:下村 敦史


笑う森笑う森感想
色々問題行動がある登場人物たちではあるが、100パーセント悪人じゃないところがいい。でも、病んでるな。最後にきれいに収束したところが気持ちよかった。
読了日:06月11日 著者:荻原 浩


謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉 (新潮文庫)謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉 (新潮文庫)感想
この後編と言えるアフリカまで手を広げた納豆研究を先に読んでしまったが、特に順番に影響せず作者の納豆愛が楽しく、納豆を食べる頻度が上がる。納豆は日本のものだけではないが、工業化して量産しているのは日本だけなのか。こうなると、量産している納豆ってどう作っているんだろう、という疑問が。
読了日:06月27日 著者:高野 秀行


50歳からのごきげんひとり旅 (だいわ文庫)50歳からのごきげんひとり旅 (だいわ文庫)感想
50歳はとうに過ぎているし、ひとり旅もしてきているけど、旅の楽しみ方は人それぞれ。これを読んでまた楽しみ方が増えそう。図書館本だったけど、傍に置いておいて旅するときに参考にしたいと思った。
読了日:06月28日 著者:山脇りこ


逆転の発想の写真の入門の本 写真を使わずにイラストで図解したら、むしろ分かりやすくなりました。逆転の発想の写真の入門の本 写真を使わずにイラストで図解したら、むしろ分かりやすくなりました。感想
イラストが的確で分かりやすい。構図とか勉強になった。でも私が知りたかった星空の撮り方がなかったので、別の本を探してみよう。
読了日:06月28日 著者:永山 昌克,山口 規子


街道をゆく 5 モンゴル紀行 (朝日文庫) (朝日文庫 し 1-61)街道をゆく 5 モンゴル紀行 (朝日文庫) (朝日文庫 し 1-61)感想
モンゴルに行くかもしれないので、色々探して読むことに。1973年の紀行記だから半世紀前。行くのも大変だし、日本でこんなにモンゴル出身力士が活躍してもいなかった頃。でも、今も変わらず草原は草原なのかなぁ。香る草原味わいたい。
読了日:07月09日 著者:司馬 遼太郎


禁忌の子禁忌の子感想
ミステリーとしてよりも、社会への問題提起かな。日本は血が濃い印象。こういうことも起こるのかも。探偵さんがイケメンで超クールというところが馴染めなかったけれど(映像化すれば、映えるのだろうけれど)、ストーリーは面白かった。
読了日:07月14日 著者:山口 未桜


syunkon日記 スターバックスで普通のコーヒーを頼む人を尊敬する件syunkon日記 スターバックスで普通のコーヒーを頼む人を尊敬する件感想
ブログは1日1話読む方がよいのかなと思ったり、関西弁活字で読むのはしんどいなと思ったりしつつも、クスクスしながら読みました。深いことがさらりと書かれているのに感心。
読了日:07月19日 著者:山本 ゆり


PRIZE―プライズ―PRIZE―プライズ―感想
作家というのは、ここまでのこだわりと矜持をもって作品を生み出しているのか。途中まではただのわがままな女流作家の話だと思って読んでいたが、これは最後まで読まないと。本を取り巻くあれこれも全く無縁の世界なので興味深かった。
読了日:07月21日 著者:村山 由佳


私の最後の羊が死んだ私の最後の羊が死んだ感想
河﨑さんの小説はスケールが大きくて何冊も読んでいる。これもその一つかと思って手に取ったらエッセーだった。酪農のこと、羊のこと、無縁の世界を知ることができたのと、作家になるまでなってからと羊飼いと元羊飼いの流れを読めてよかった。羊が食べたくなるのは、間違いない。
読了日:07月24日 著者:河崎 秋子


TRANSIT 68号 草原と砂漠に吹く風 モンゴルを旅する (講談社MOOK)TRANSIT 68号 草原と砂漠に吹く風 モンゴルを旅する (講談社MOOK)感想
来月モンゴルに行く予定なので、情報収集。本当にこんな景色が迎えてくれるのか。写真主体なのか、字が小さく読みづらいのがちょっと難点。
読了日:07月25日 著者:


踊りつかれて踊りつかれて感想
面白くて一気読みではあったんだけど、テーマが拡散しちゃった感がある。前半だけで掘り下げて、もうちょっと加害者側の背景や社会的側面も書いて欲しかった。もう少し社会が成熟したら、人間はネットを使いこなせるようになるんだろうか。
読了日:08月02日 著者:塩田 武士


まんぷくモンゴル! 公邸料理人、大草原で肉を食う (わたしの旅ブックス)まんぷくモンゴル! 公邸料理人、大草原で肉を食う (わたしの旅ブックス)感想
モンゴルの公邸料理人になる行動力もすごいし、モンゴルに行ってから様々な経験を積極的に行っている行動力もすごい。単にモンゴルの自然中心の生活を称賛するのではなく日本と比較しながら現在のそれぞれの状況を冷静に分析しているのが興味深かった。モンゴルの食生活が現代の生活に合わなくなってきている状況に対し本を執筆して啓蒙するというフィードバックも感嘆した。もうすぐ行くモンゴル、楽しみだ。
読了日:08月08日 著者:鈴木 裕子


あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 (スターツ出版文庫)あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 (スターツ出版文庫)感想
タイムスリップものはちょっと…なのだけど、今の若者に読んでもらうためには必然なのかも。とても素直で分かりやすい。そして、戦争の哀しさも。今の状況につなげているところが良かった。戦争が終わることはないのだろうか。
読了日:08月16日 著者:汐見夏衛


オパールの炎 (単行本)オパールの炎 (単行本)感想
中ピ連は女性解放運動として聞いたことがあった。主張は正しいけれど、方法がうまくなかった。きっと真面目でまっすぐな人だったんだろう。世の中の中心となってきた男性をうまく動かすことが必須なのに、そこがネックとなって男性はおろか女性からも賛同を得ないことは今も多い。現在、少子化からどんどん産めという傾向になっていることを心配する。色々考えさせられた。
読了日:09月02日 著者:桐野 夏生


老後ひとり難民 (幻冬舎新書 736)老後ひとり難民 (幻冬舎新書 736)感想
言われてみれば、確かに、と思うことが沢山。自分の親のこともあるし、自分のこともあるし。エンディングノートも書かなきゃなと思って久しい。ここにあるように、まずはどこかに定期的に顔を出して覚えてもらうことが大切だな。このような問題提起から色々な制度が整備されていく流れになればいい。
読了日:09月04日 著者:沢村香苗


翠雨の人翠雨の人感想
理系女性の端くれとして、毎年猿橋賞には注目していたが猿橋さん自身を伊与原さんの作品で読むことになるとは思わなかった。科学の純粋な研究が、科学者の思惑とは離れて、世の中を悪い方向にも動かしていく。その中で、ぶれずに研究を続けていく姿勢が作中にしっかりと書かれているのがよかった。大好きな研究を離れ後進のために尽力されたこともこの本で知った。リケジョがもっと増えて、どんどん後に続いて欲しい。
読了日:09月13日 著者:伊与原 新


ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書感想
リーダーシップを発揮した経験とか、社会に出たらやりたいこととか、そんなの明確にない学生がほとんどなのに、要求される就活。そんな学生のためのヒントが沢山あり、参考になるとは思う。でも、ちゃんと戦略は立てないと。そのために自分で自分のことを掘り下げていくことは必要なのだ。感想1号になったのに驚き。
読了日:09月19日 著者:藤井 智也


東大生はなぜコンサルを目指すのか (集英社新書)東大生はなぜコンサルを目指すのか (集英社新書)感想
内容が題名にはあまり答えていないような気がする。けれど、安定のために成長し続けることって安定なのかな。今の若者は自分で成長していかなければならないって大変だな。コンサル業界は大変というのはどういう意味か少しわかった。というのが感想です。若者の皆さん、体と心を大切にね。
読了日:09月25日 著者:レジー


夫は成長教に入信している (モーニングKC)夫は成長教に入信している (モーニングKC)感想
成長することは悪くないし、人よりも頑張らないと成果が出ないのも普通のこと。ワークとライフのバランスは本当に難しい。ちゃんと黄色信号に気づいて止められればいいのだけれど。
読了日:09月25日 著者:北見 雨氷


777 トリプルセブン777 トリプルセブン感想
久々の伊坂作品。相変わらず、バンバン人が死んでいく。それも気持ち悪く。でも、なんだか爽やかさもあるのが不思議。ぐちゃぐちゃになっても最後にはすっきりするから、たまに読みたくなる。
読了日:09月29日 著者:伊坂 幸太郎


百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2)百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2)感想
なんで、親子孫でおんなじ名前なんだーーー。家系図と行ったり来たりしながら、やっと読了。馴染みのないコロンビアなら、こんなこともあんなこともあるかもと思いながら。
読了日:10月15日 著者:ガブリエル・ガルシア=マルケス


草はらに葬られた記憶「日本特務」草はらに葬られた記憶「日本特務」感想
モンゴルに行ったときに、ガイドさんに「日本ではノモンハン事件と言っているけど、ここでは戦争としているからね。」と言われたのがきっかけでモンゴル(と言ってもモンゴル国と内モンゴルは異なるが)のことを知りたいと思って手に取った本。私が不勉強なこともあるが、日本では知られていない事実が沢山あり、それぞれの立場から見方は変わるだろうけれど、こうやってモンゴル側の見方を知ることができてよかった。
読了日:10月18日 著者:ミンガド・ボラグ


蛍たちの祈り蛍たちの祈り感想
いつも電車の中で本を読んでいるが、この本のラストはなぜか家で。正しい選択だった。親だって、その親に…と考えると、親にばかり責任を持たせるのもと思うのだが、子供にとってはある期間親しかいないから。主人公が選んだ仕事のような受け入れ先が増えて周知されるといいな。ラストはちょっと救われるのが、町田さんだった。
読了日:10月22日 著者:町田 そのこ


暴走正義暴走正義感想
正しいのか、間違っているのか、は一義では決められない。世間の風潮に振り回されないようにしなければ。
にしても、読後感が気持ち悪い。きっと狙ってるんだろうなぁ。
読了日:10月26日 著者:下村 敦史


『RRR』で知るインド近現代史 (文春新書 1443)『RRR』で知るインド近現代史 (文春新書 1443)感想
「RRR」も含まれているが、他のインド映画からインド近現代史を知る内容。イギリスからの独立が一筋縄では行かなかった(そして、今も混乱は続いている)ストーリーを映画から学べる。もっとインド映画見てみよう。
読了日:11月06日 著者:笠井 亮平


ウミガメ博物学―砂浜とウミガメとヒトのはなし―ウミガメ博物学―砂浜とウミガメとヒトのはなし―感想
カメ好きで、クサガメを飼っている。オスとメスが温度で変わるとか不思議な生態。もっと知れるかなと思って手に取った。博物学って初めて聞いた。生態を追求するのではなく自然を見ているうちに不思議に思ったことを追求する学問だそうだ。ウミガメの不思議や現状を知ることができて楽しかった。ところどころ文脈が唐突に変わったり、終わったりするので戸惑ったけれど。著者の名前はペンネームじゃないのよね。
読了日:11月13日 著者:亀崎 直樹


いまだ悪戦苦闘中いまだ悪戦苦闘中感想
同い年の作家さん。同じようなことに引っ掛かったり、突っかかったりするけれど、こうやって文字にしてしまうと流せなくなりしんどいんじゃないかとか、はたまた、吐き出してすっきりするのだろうか、など、考えながら読んだ。人のふり見て我がふり直せ、心に留めます。
読了日:11月15日 著者:垣谷美雨


神さまショッピング神さまショッピング感想
すごく納得できる話だった。軽く聖地に行って周りに馴染んで祈るのも分かるし、考えに考えて聖地に行ったのにこれではないと思うのも分かるし、周りの真剣に祈る人を見て申し訳なくなってしまうのも分かる。なぜか、行ったことのある国が多かった。ネパール、スリランカ、インド、モンゴル、…。祈ることが目的ではなかったが、呼ばれているのかも。
読了日:11月29日 著者:角田 光代


ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林感想
海外の本は難解。景色とか文化とか人とかがイメージしにくいから。中国の本の特徴なのか、この著者の特徴なのか、それでこの後どうなるの?という「結」がないので、ここで終わるの?と置いて行かれた感が。家族のつながりの強さを感じた。
読了日:11月29日 著者:鄭 執(ジョン・ジー/てい・しつ/Zheng Zhi)


その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのかその子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか感想
祖国にいるのと、サーカスで色々な国を回って暮らすのとどちらが楽なのか。きっとどちらも楽ではない。まさに命をかけて技に挑む母を見守る子ども。おかゆのなかで煮えている子どもを考えて現実逃避するとは厳しすぎる。少しも光が見えてこない本だった。
読了日:12月05日 著者:アグラヤ・ヴェテラニー


死んでから俺にはいろんなことがあった死んでから俺にはいろんなことがあった感想
確かに、全く言葉が通じない世界に行って迷子になったら壊滅的になるのは分かる。その絶望感がずーーっと続く。
でも、うまく行かなくなると暴力的になるのは更にマイナスになるのは自明。主人公も分かっているのに、止められないもどかしさが読んでて辛い。魅力的なタイトルは、意味が分かるとなるほどとなるのだが。
読了日:12月14日 著者:リカルド・アドルフォ


ラッパー、サンゴールを歌う セネガルてんやわんやラッパー、サンゴールを歌う セネガルてんやわんや感想
高校時代の部活の後輩が書いた本。仕事でセネガルに行ってそこでのあれこれが優しい視線で書かれている。大変なこともあったと思うけれど、愛が溢れていて行きたくなる。寛容な国民性いいな。早逝して感想を伝えられないのが残念。
読了日:12月15日 著者:高須 奈緒美


ホタルの光をつなぐもの (たくさんのふしぎ傑作集)ホタルの光をつなぐもの (たくさんのふしぎ傑作集)感想
自然は大切、破壊しては大変、と言うメッセージだけではなく、自然は強くてつながっていると言うメッセージも入っているところがいい。絵が素敵。
読了日:12月16日 著者:福岡 伸一


神はサイコロを振らない (中公文庫 お 67-1)神はサイコロを振らない (中公文庫 お 67-1)感想
苦手なタイムトリップものだけど、それぞれの人生模様が面白く、一気読み。失われた10年で日本は全然よくなっていない、確かに。そして、発行年から20年経った今、更に閉塞感が強くなっていて、ずっと生きてきた私たちは何をしてきたんだろうと思う。
読了日:12月20日 著者:大石 英司


マザーアウトロウ (100min.NOVELLA)マザーアウトロウ (100min.NOVELLA)感想
はっちゃけた義母さん、楽しすぎる。タイトル上手すぎ。2025年最後に明るい気持ちで終われてありがとう、という感じ。実は深いテーマも含まれていて、子孫を残すということが本能でできない人間の思考力が辛いな、とも。
読了日:12月31日 著者:金原 ひとみ

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