このインパクトある看板で、気になっていた展覧会@国立新美術館。
副題は「日本で生まれた美術表現1989-2010」。モノゴコロがしっかりついて、リアルタイムで共に生きていた時代である。
結構、衝撃を受ける。同じ時代を生きていたのに、なんと、ぼぉーっと生きていたことか、と。
例えば、柳幸典「ザ ワールド フラッグ アント ファーム 1991 アジア」多分有名な作品だよね。(アジアだけじゃなくてワールド版がある)

色砂で国旗を作って、チューブで繋がれている。

そこに蟻を放すと。。。通路や巣をつくり、境界がなくなっていく。国境なんて儚いものだというメッセージなのか。
そして、今、日本の現代美術をけん引する、あの人、この人。
この時代にはこういう作品を発表していたんだ。
多分、こういうところに問題意識を持って。
と言うのが、ザックザク。アートに関心を持ち始めたのが最近なので、空白が埋まっていくのが面白かった。
日本のアート好きな海外の方々も沢山来ていて、皆本当によく調べてくるなぁ、と。
もちろん、難解な作品も多々あるけれど、興味深い刺激的な展覧会だった。
もうちょっと、大きな視野で問題意識持って生きて行かなきゃな、今更だけど。