詳しくはないし、コレクションもしていないけれど、プリント生地は好き。インドやアフリカや北欧のプリントに惹かれる(きわめてノーマル)。
と言うことで、東京ステーションギャラリーの「インド更紗世界をめぐる物語」展へ。
インドのデリーの仕立て屋出身のカルン・タカール氏のコレクション。
綿花はインドの名産。木綿の布を水牛の糞で漂泊して、植物で染色して、…と手間をかけて作成していたインド更紗がヨーロッパで人気となり、産業革命で工業製品に…という流れがよく分かる。最初作った時は、あらゆるものを試してみて納得のいく色を作っていったんだろうと思うと、気が遠くなる。
イギリスの有名なテキスタイルデザイナーのウィリアムス・モリスのデザインのベースもインド更紗から、と言われると確かに~と納得。
今年の2月にインドに行ったときに見学した染色工場もスタンプみたいに型押しして定着液につけて…と実演されていて、ちょっと繋がってうれしくなる。

展覧会へ行って、他の展覧会のチラシを見て、次の…とエンドレスに続いていく展覧会巡り。次はどこへ?