中学高校時代(はるか半世紀ほど前)の社会科の恩師より、朗読劇のお誘いを受ける。恩師が書かれた書籍を基にして作られた朗読劇とのこと。草津でハンセン病患者のために身をささげた英国の婦人宣教師、メアリ・ヘレナ・コンウォール・リーの物語。

社会科が苦手だったので、誘われたら断れない…のではなく、朗読劇にも興味があったし、教会巡りもしたかったし。
清瀬聖母教会。当日は創立76周年の記念礼拝。1999年に今の建物に。
これまで巡った教会の中では、ダントツモダン。明るく、広々と。教会=落ち着く(=薄暗い)のイメージが覆される。宙に浮いているライトは初めはなく、両側のみにライトがあったそうだが、暗いということで後から追加されたとか。視力に不安の出てくるお年頃、明るいのは大歓迎。

祭壇がフラットで、陪餐も聖卓を囲む形というのが新鮮。畏まらず、温かい雰囲気が心地よい。椅子も簡単に移動できるので、空間を有効に使えそう。

バリアフリーのためか、車いすの方が何人も参列されていた。開かれた教会。
そして、朗読劇。この教会も国立ハンセン病療養所多摩全生園の中に作られた教会がルーツだとのこと。
ストーリーもさることながら、20人余りの信徒の方々が心を合わせて朗読される様子に感動する。練習したんだろうなぁ。
その後の懇親会も手作りのごちそうのおもてなし。
教会のメンバーの連帯感を強く感じた。
素敵な教会でした。