どういう話の流れだったか、友人と年末コンサートに行きたいねという話になり、ならばメサイアを聴こうとなった。
ヘンデルのメサイアは、53もの小曲からなる宗教曲。その中の「ハレルヤ」や「アーメン」コーラスは中高時代に歌ったことがあり、なじみ深い。一方、友人は高校時代に合唱部でやはり「ハレルヤ」コーラスを歌ったことがあると言う。また、友人は幼少時代聖公会の教会(偶然にも私の宗派と同じ)に通ったことがあるとのことで、立教大学のメサイアを聴きに行くことになった。
大学の憧れているチャペルで開催されると思っていたら、そんなスケールではなく、今年は墨田区のトリフォニーホールでの開催だった。63回も続いているらしい。さすが!
パンフレットにもあるように、「メサイアは、英語で、しかも歌劇場で演奏するある意味「俗」な宗教曲」とのこと。確かに、ドラマティックで、小曲で区切られているから飽きずに聴くことができるのがいい。
「予言と降誕⇒受難と救い⇒復活」という流れなので、決してクリスマスに特化した曲ではない。でも、やっぱり若き日々にクリスマス礼拝で歌っていたという背景からか、クリスマス気分が盛り上がる。(クリスマスに流れていることが多いしね)
「ハレルヤ」コーラスの全員での合唱も、歌詞やアルトパートを覚えて歌えることに驚く(が、私が歌ってきたのは女性3部合唱、ここでは混声4部合唱なので、音程は違うので混乱はする)。
とてもいい席だったのだけど、合唱の声が頭の上を通り過ぎた感じが残念。前の席が音の良い席とは限らないところが難しいところ。
日々に追われ、季節感も商業的にしか実感しにくい中、どっぷりクリスマスを味えてよかった。
(しかし、次の日から旅行に出かけたりして、またクリスマスは遠のき。。。)