ナマステ再び

ネパール滞在後の日常@主に日本です。

英独旅行(7) -まとめ —

ダラダラと、でも、振り返りながら続けた旅行記だが、最後にドイツの所感とか、備忘録とかをまとめておく。あくまで、2024年8月の私が行ったコース(ほぼ、日本人を見かけなかったのでマイナーなコースなのだろう)での個人的な経験からの感想なのでご了承のほどを。

1.ドイツの印象

自分の勝手な印象として、ドイツは工業国できちんとしていて、国際的で、エコ意識も強いと思っていた。が、度重なる列車の遅れとか、英語が通じない(レストランでも英語メニューがない、Google翻訳大活躍)、そんなに電気自動車は走っていない、路上喫煙多いなど、前もってイメージしていたものより緩い感じを受けた。健康についても、脂っこい肉とビールをいっぱい食べて野菜はあまりなく、老後は太って足にきている老人が多いのだ。なのに、エスカレーターがある駅は少なかった。

で、日本はきちんとしすぎだなぁと。もちろん、ドイツも色々問題を抱えているのだろうが、緩くてもGDPは日本を抜いて3位になった。日本のこの国土の狭さ(特に平野部の狭さ)なら、人口がもう少し少なくてもいいだろうし、時間もきちきちにしなくてGDPが低くてももっと幸せに回っていくんじゃないかな。きちんとしたところは、いいところではあるけれど、自分の首を絞めているような気がしてきた。

2.旅行全般での備忘録

ここまで、あまり書いてこなかったが、小さなものではあるけれどトラブルなどもあったので、次回の旅行の備忘録としてまとめておく。

宿

今回の宿のチェックポイントは、駅から徒歩圏。ということで、まあまあ便利だろうと素泊まりで予算を1人1泊13,000円くらいとした。都会や観光地は高くて、そうでもないところは安いのに、同じ予算で考えたのが間違いのもと。4階の部屋なのに階段のみ、とか、スーツケース置く場所もないほど狭い、とか、冷蔵庫なしシャンプーなし(途中でシャンプー・コンディショナー購入)ドライヤーなし、とか。

こんな階段をスーツケース持って上下するのは辛かった

エレベータの有無などは予約する際にサイト上にちゃんと明記されているのに、見なかった私のミス。次回からは、チェック項目を増やそう。

ちなみに、トップ画像は、観光地リンダウのホテルの窓からの風景。ここは2階だったが、階段のみ、冷蔵庫、シャンプーなし、かなり暑かったが扇風機のみだった。

物価

円安、円安、と言われていて、確かに日本に比べれば物価は高い。特に、鉄道運賃や飲食は、日本の1.5~2倍くらい?ネットで購入する場合、予約時に支払いと使用時(あるいは直前)に支払いを選べるので、レートを考えて購入も大事。今回は、予約時が円安ピークで、使用時支払いにしたので、ちょっぴり助かった。

現金

ロンドンの地下鉄は、タッチ式のクレジットカードで乗降できるし、世の中キャッシュレスかと思っていたら、結構現金は必要だった。それも、コイン。小売店は5~10€未満は現金と言うところが多く、水のペットボトルだけ買いたいなどのときは現金が必要。あと、トイレも有料で0.5~2€コインを入れて入るところが多いので、コインや小額紙幣の現金は必要だった。昔の旅行の余ったコインとかがあったら、持っていくと役立つ。

マナー

それぞれの国で色々なマナーがあり、行く前に知ることは難しいとは思うが、今回はレストランで注文するときのマナーを知らずに失敗した。席を案内された後、メニューを中々持ってきてくれなかったので、手を挙げてウェイターを呼ぶのはドイツではNG。しばらくして、机にメニューを投げつけられたのでなぜ?と思っていたら、マナー違反だったからのようだ。次男から教えてもらったところによると、手を挙げるしぐさはヒトラーを想起させるからとか。アイコンタクトか指だけを上げるなどの仕草で呼ぶそうだ。そして、焦らずゆったり待つ。

実は、今回途中から体調を崩した。時差で眠れなかったり、イギリスの列車の冷房がきつかったりが原因か、風邪の症状で発熱。常備薬は持って行ったのだが、いつも丈夫なので、体温計は電池切れ(でも、しっかり熱を知ったら動けなかったかも)、風邪薬は2回分のみ、あと解熱鎮痛剤も2回分しかなかった。これで、昼間行動するために、朝風邪薬を飲んでシャキッとさせ、夜は解熱鎮痛剤とか、変なことをして何とか乗り切った。次回以降は、ちゃんと数日分は持っていかなければ。おかげで途中数日アルコールが飲めず、最初の目的の「美味しいビールを各地で飲む」が果たせなかったのが、悔しい。

トイレ

昔、海外にはウォシュレットがないから行かないと言っていたちょっと年上の知人がいて、その時はえ?と思っていたのだが、今回よく分かった。知らず知らずのうちに、ウォシュレット依存の身体になっていたんだな。息子たちは問題を感じていなかったから、年齢のせいかも。
南アジアは、水のシャワーがついているので問題ない(でも、紙がなかったりするのが問題)が、他の国は手動ウォシュレットを持参した方が良さそう。


そんなこんなで、些細なトラブルはあったが、迷子にならず、何もなくならず、まあまあ元気に帰って来れてよかった。そして、会いたい人に会えたのもよかった。住んでいる人と一緒だと観光では行かれないところに行けるのも嬉しい。特に、今回は天気に恵まれたのが本当にラッキーだった。最終日初めて雨となり、その後2~3日降り続いて気温もぐっと下がったそうだ。運を使い果たしたので、しばらくはおとなしくしていないといけないかも。

行きたいところは沢山あって、またイギリスやドイツに行く日が来るのかは分からないが、こういう交通網が発達している国なら、自分手配で旅行も問題なく行けそうだ。ネットもつながるし。

さて、次は、いつ、どこへ?

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