ナマステ再び

ネパール滞在後の日常@主に日本です。

カレー移民の謎

  • なぜ、インドカレーレストランと書いてあるのにネパールの旗が翻っているのか(インネパレストランと呼ばれるらしい)
  • なんでネパール人がやっているお店なのに、インドカレーを出しているのか
  • どこのインネパレストランに行っても、巨大ナンとカレーのセットのサラダにはオレンジ色のドレッシングがかかっているのか
  • どうして、ネパールでの定食「ダルバート」がメニューにないのか
  • しょっちゅうインネパレストランの名前が変わる(けれど、内装や味はほぼ変わらない)のはなぜか
  • 道路を挟んで両側とか(うちの近所はそんな感じ)、なぜ狭い地域に複数の似たようなインネパレストランがあるのか

気になったことはないだろうか。

まあ、そんなにインネパレストランを気にしている人は少ないと思うのだが、そもそもネパール贔屓の私は結構気になっていた。

一時はインネパレストランの食べ比べをしていた時期もあったけれど、あまりに差がないのでやめてしまい、今は数少ない「ダルバート」を供する店を探して食べている。

その謎が解ける本が、この「カレー移民の謎(室橋裕和著)」である。「なんで?」と思うだけでなく、ちゃんと解決しようと調べていく人もいるのだ。

上記の疑問の解答は、この本を読んでほしいので書かないが、解決したらしたで、複雑な気持ちになってしまったのも事実。

確かにどんどんインネパレストランが乱立したら生活が楽になるわけもなく、必死に働くから子供たちのことは疎かになってしまいがち、また生活を安定させるために、色々な方法を使い。。。一部はビジネスを成功させているが、日本で辛い生活をしているネパール人も多い。そして、日本は稼げないし日本語の問題があるから、ネパールで幼少時から学んでいる英語を使える国に移動するネパール人も多いのも理解できる。

ネパールファンだからこそ、ネパール国内で産業ができて出稼ぎしなくてもいいようにと思うと同時に、日本にいるネパール人には日本がいい国だと思ってほしいと願う。

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