後期の授業は、新規3コマで、やっぱりバタバタしている。
引きつりながら進めて、休日のなかった火曜日の授業はあと1回になった。(なんと、火曜日だけは年内に1年分の授業が終わるのだ…大学生は休みが多い!)
上野に近いから寄ろうと思っていたにもかかわらず、心も体も余裕がなく寄れなかった日々だったが、終わりが見えたので、久しぶりに。
上野は、空が広く、イチョウが見ごろ。
今回は、駅のポスターで気になっていた、国立科学博物館の特別展「和食」へ。
知っているようで、知らない和食。
例えば、あんぱんやカレーライスって和食?と言うことから始まって、何を和食と指すのかは人それぞれ。
地域・地形から見たり、歴史から見たり、出汁やしょうゆ、みそなどベースとなる調味料から見たり、と幅広く、分かりやすく展示してある。
- 和野菜とかいうけど、実はほとんどの野菜は外国原産
- 弥生時代に「米と魚」の食文化が始まった
- 洋食の方が、中華より早く日本で広まった
- 日本の食料自給率は38%しかない
とか、知らなかったことが分かりやすく伝わってくるのは、さすが。
日本人は、昔から食に対して追求心があって、あらゆるものを隅から隅まで食べて試しているのに感心した。きっと、その中には命にかかわることも多くあっただろうに。
おいしいものは好きだけれど、醬油さえあればどこでも生きていけると思っている私は食の追求は無理だなぁ。
面白かったのは、サザエさんの磯野家からみる食卓の変化。ちょうど、私が生きてきた昭和からの家電や食生活の移り変わりが4コマ漫画から伝わってきて、冷蔵庫の形の変遷とか懐かしかった。
身近な食からの博物館、お勧めの展示です。(なので、撮影は可だったけど、内容の写真は、なし)