学校関係の仕事なので、一般企業よりもちょっと早く仕事納め。
これを利用して、以前も台湾に出かけた。
今年は、沖縄へ。色んな所に旅行しているように思われているが、沖縄は初めて。単身赴任しているKさん、ひょっとしたら今年度終わりには赴任終了かも、ならば今しかない!と押しかけた。
とはいえ、彼女はまだ仕事が納まっていないので、日曜日だけ付き合ってもらう。
今回は、ちゃんと航路を睨み、富士山の見える側の席、成功。
関東の平野部は晴天が続いているけれど、沖縄は今は曇が多いらしい。赴任2年目の彼女は、すっかり沖縄の気候に慣れてしまったらしく、「ここ数日寒波が来ていて内地並みに寒い」などと言うので真に受けたら、10度くらい暖かかった。
「コアな沖縄を案内して」と言う無茶ぶりに連れて行ってくれたのは、ビーチのネパール料理。
トップ画像のようなビーチを眺めながら海のないネパールの美味しいカレーを食べるシュールさ。確かにコアだ。結局ネパールつながりの友人とはどこに行ってもネパール料理を食べるのだ。そして、どこに行ってもネパール料理はあるのだ。
次は、「斎場御嶽(せーふぁうたき)」。琉球王国最高の聖地、最近の言葉で言うとパワースポット?
世界文化遺産で観光地でもあるが、入ってはいけないところも多く、神聖ムード満載。
Kさんは林業関係。沖縄の植物や鳥の話を教えてもらうのも楽しい。地盤が石灰岩だから、根を長く伸ばして水分養分を取るのだとか。
車での移動中にマングースも見かけた。(ハブ退治のためにインドから連れてこられたマングースは、ハブなんかより簡単にえさとなる動物がいる沖縄で今や害獣らしい、可哀そうに。)
やはり、沖縄に来たからには、戦争関係の施設も見学したいとお願いし、平和祈念公園とひめゆり平和祈念資料館へ。平和祈念公園は、広大な敷地の中に各都道府県ごとの大きな慰霊の敷地が存在しており、戦没者が今も発見され続けている事実に驚く。
ひめゆり平和祈念資料館は、本当に隠れていた洞窟を目の当たりにし、普通に女子高生生活を送っていた状況から戦争でどう変化していったかが生々しく展示してあり、言葉を失った。公の施設ではなく有志が作った施設だからこその本音感。(それでも、とてもそのものを表すことはできないのだろうけれど)
平和の大切さと、こんなことが世界中で負の遺産として積み重ねられているにもかかわらず、今なお戦争が続いている事実。人間のなんと愚かなこと。
夜は、地元の人しか行きそうにない居酒屋に。
ネパール音楽つながりのKさん、沖縄でも三線習ったり、インド音楽とジョイントしたり、積極的に活動中。そんな中で知ったお店だそうだ。
オリオンビールや、月桃ビール(月桃茶でビールを割ったもの)、泡盛、に合わせて地元の食材を味わった。
もし、彼女の赴任が延長したら、今度はもうちょっと海を楽しめる季節にまたずうずうしくお邪魔したい。
そして、次の日からは一人旅へ。