映画「雪女」。
現時点で、神奈川では知る人ぞ知るコアな映画館「ジャック&ベティ」でのみ上映。
(最近、コアな映画館づいてるなぁ。別に通好みの映画が好きってわけじゃないのに)
そう、多分、通でない私が選ばないような映画である。
夫の高校時代の友人がプロジュースしているから、というのが観に行った理由。
私は映画ファンではないので、撮り方とか映像とか云々は理解できない。ストーリーを追うことと登場人物くらいしか映画を楽しめないので、そういう意味では「豚に真珠」だったかな。
英語の字幕付きだったり海外を視野に入れているのだろう。「美しく妖しい日本の風景」が盛りだくさん、日本人の私も十分惹かれる。
ストーリーも、あの有名な「雪女」をベースにしているので、所々にこのシーンは何?と分からないものはあったものの、そう難解ではなく、「いつあの言ってはいけないことを言っちゃうの?」とスリリングであった。
が、私が引っ掛かったのは、雪女母娘の儚さが足りない、特に娘役の健康さがミスマッチ。雪より海岸が似合っちゃいそうな山口まゆちゃん。
ということで、雪女側に入り込めず、怖くなかったのが残念。ホラー映画ではなかったのね。
でも、相手役の青木崇高さんは、校閲ガールのおちゃらけた役よりこっちの方がよかったな。
舞台となっている尾道は行ったことがないので、行ってみたくなった。