ネパール滞在の一昨年よりも、3冊しか多く読んでいないのは、やや不本意。8月と9月にほぼ読めていないのは、激務が原因。
本当に、めちゃめちゃな読書傾向だけど、これはこれで私的にはOK。
ちなみに2014年の私のベストワンは、「珍夜特急2ndSeason」シリーズ。今年はどんな本に巡り合えるか楽しみだ。
2014年の読書メーター
読んだ本の数:48冊
読んだページ数:9428ページ
ナイス数:266ナイス
夜行観覧車の感想
真相なんて誰にもわからない。特に殺人事件の場合は、被害者はもう物を言わないわけだし。
なので、被害者の子供でも、加害者の子供でもある彼らがこの先どうやったら、生きていきやすいかを必死に考えるラストが秀逸。よくありそうな事件をそのままにしない著者にいつもやられます。
読了日:12月28日 著者:湊かなえ
ツリーハウスの感想
動くこと、進むことが大事なんだと気づかされる。時代が変わっても、人間は変わらないってことかな。読み応え十分
読了日:12月19日 著者:角田光代
怒り(下)の感想
殺人犯の心理描写よりも、その周りの人々の気持ちに重点を置かれているのが興味深かった。公開捜査がばらまく人間模様、確かに功罪ありですね。
読了日:12月10日 著者:吉田修一
怒り(上)の感想
怪しそうな何人かの男たちと、それを取り巻く人々。どう収束していくのか、目が離せない。
読了日:12月8日 著者:吉田修一
限界集落株式会社 (小学館文庫)の感想
ちょっと出来過ぎ感もあるけれど、小説なんだからこうじゃなくちゃってところもある。仕事はどれもそうだけど、うまくいったら真似するところが出てきて、結局ずっと努力しなければならない。農業だって同じ。でも、勢いがついて追い風が吹いていい気にならなければ。。。続きもあるのかな?
読了日:12月4日 著者:黒野伸一
凍 (新潮文庫)の感想
ネパールでお気軽トレッキングを何回かしてるので、土地名とかが馴染みがあってうれしい。が、内容は、全然違うもの。そこまでつらい思いをしても引き付けられる山、壁の魅力って何なんだろう。 名声に無関係に自分の目標とするものに黙々と向かっていく姿、同じ価値観を持つ夫婦の信頼の深さ、そして、周りの人に愛されている自分への気づき、いろいろ感じるものがあった。
読了日:11月16日 著者:沢木耕太郎
首折り男のための協奏曲の感想
冒頭から、そっくりな二人の男の登場、とか、伊坂らしくてワクワク。確かに、首折って殺しちゃうと考えると酷いんだけど、たねや仕掛けが楽しいんだよね。合コン未経験のまま一生終わるのが(もう、ないだろ)、悔やまれる。
読了日:11月7日 著者:伊坂幸太郎
バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌の感想
宗教と哲学の違いはよくわからないけれど、バウルというのが単に民族音楽ではなくて、人の生き方に通じるものであるのが興味深い。そして、色々規律はあるもの(子供はむやみに作ってはいけない、など)の、そこへの接し方は自由である点がまたいい感じ。 著者の「探し方」も積極的ではあるものの、柔らかくて好感がもてた。
読了日:11月3日 著者:川内有緒
ママの「働きたい」をかなえる 通勤0分 おうちオフィスの感想
我が家のおうちオフィスは、もう小さな子供もいないのにぐちゃぐちゃ。いいな、うらやましいな、と思いつつ読むものの、なかなかハードル高い。
読了日:10月27日 著者:熊田美佐,中村佳子
黙示の感想
新しいテクノロジーにどうやって対応していくか、むやみに全否定するのではなく、正しい情報をニュートラルな姿勢で受け止めていくことが大事。食糧難の時代は本当に来るのだろう、近い未来。
読了日:10月27日 著者:真山仁
know (ハヤカワ文庫JA)の感想
ストーリーには引き込まれ、一気に読んだんだけど、後に残らないのはなぜだろう?わざとコードに不自然な部分を埋め込んで、メッセージを伝えるというやり方はありだろうと思う。
読了日:10月27日 著者:野崎まど
パレスチナが見たいの感想
幼稚園の先生が、思い立って現地に赴いて現状を見て、それをメールを使って広めていく、そういうことを実際に行うことができるんだ、ということに驚き、そして敬意を払う。
読了日:10月27日 著者:森沢典子
普及版 モリー先生との火曜日の感想
自分の死を目の前にしてでさえ、愛されることを渇望するのではなく自分が愛することを大切にすること、心にとめておきたいと思った。
読了日:10月27日 著者:ミッチ・アルボム
イケダハヤト×イチロー教授 新旧ソーシャルエコノミスト対談 会社についての感想
会社というところに幻想を抱かないための本かな。会社に属するにしても属さないにしても、知っておいて損はない。
読了日:10月27日 著者:イケダハヤト,小林一郎
犬女の感想
私はだめだな、こういうの。
読了日:10月27日 著者:中村うさぎ
公開処刑人 森のくまさん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想
描写は残忍で、ストーリーもそれほど意外感がないけど、森のくまさんとの結びつきが面白い。
読了日:10月27日 著者:堀内公太郎
55歳からのハローライフの感想
ちょうど先週で55歳。同世代間ありありではあるけれど。世の中の奥様ってこんなに家庭内で我慢しているの?世の中の夫さんって、奥さんには奥さんの生活があることがこんなにわかっていないの?とある意味、新鮮。「よくある話」だとは思えないけど、これから明るい話はあんまりなくってそれでも楽しみを見つけて生きていこうってことは共感した。
読了日:8月28日 著者:村上龍
クラウドからAIへ アップル、グーグル、フェイスブックの次なる主戦場 (朝日新書)の感想
AI黎明期世代なので、現代への技術の変遷が興味深かった。こういう分野でも日本は遅れてしまうのか。確かに新技術は軍事利用に深くかかわるから。でも、日本の技術者たちの能力を世界的に発揮してほしいな。わかりやすいので、お勧め。
読了日:7月3日 著者:小林雅一
テロリストのパラソル (講談社文庫)の感想
無差別殺人なのに、犯人の動機が非常に個人的だったのが、やるせない。小説としては、展開が早くて魅力的な登場人物の性格もよく出ていて面白かったが。
読了日:7月3日 著者:藤原伊織
花の鎖 (文春文庫)の感想
今まで読んできた湊かなえ作品よりも、読後感よし。3代に渡る物語を時系列的にではなくそれぞれの物語として並列に読ませるスタイル。あとがきに書いてあったように、つながりがわかってから、もう一度読むと伏線がクリアになって2度おいしいかも。
読了日:6月12日 著者:湊かなえ
贖罪 (双葉文庫)の感想
感情のままに言った言葉が、相手の中で重く心の中にささる。そんな怖さをじわりと感じた。
読了日:6月12日 著者:湊かなえ
紳士の「品格」 わが懺悔録の感想
知人にもらった本。著者のことを良く知っていればとても楽しいと思うけど、実態をほとんど知らないので。。。ただ、薀蓄は楽しく、文体も読みやすく、軽く読めた。
読了日:5月14日 著者:笹川陽平
珍夜特急 2nd season 9―アルゼンチン―の感想
出版を待っての最終回。人との出会い、別れ、最後の最後までハラハラドキドキ、種類は違うけど、海外の生活で毎日いろんなハプニングに出会っているので、「あるある」と頷けることが多かった。この後、著者はどうやって生きているのか興味がある。
読了日:5月10日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急 2nd season 8―ボリビア・チリ・アルゼンチン―の感想
これが最終回かと思ったら、まだ先があった。出版を待つことになるとは。こんなにバイクってトラブルが起こるのね、というか、それほど過酷な道のりなのね。
読了日:5月10日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急 2nd season 7―ペルー・ボリビア―の感想
初めて?名所旧跡見物と感想が出てくる。マチュピチュ行きたい、見てみたい。でも、この本はそう思わせることが目的ではなくて、バイクで行く大陸横断のトラブルそして対応なんだよね。
読了日:5月10日 著者:クロサワコウタロウ
キャッチャー・イン・ザ・トイレット! (双葉文庫)の感想
中学生って大変なんだ。これ読んで前向きに変われる子たちがいるといいな。やっぱり、こういう小説は最後はこうならなきゃね。
読了日:5月10日 著者:伊瀬勝良
珍夜特急 2nd season 6―エクアドル・ペルー―の感想
実際、バイクの後ろに彼女を乗せて大陸縦断なんて大技に挑戦するのもびっくりだが、その女性がバイクの免許もないのに、自分も運転して参加したいと言い出すのに同意するのもびっくり。心が広いのか、あまり考えていないのか。主人公が別行動を申し出るのも日程的なことだけじゃないだろう。
読了日:4月19日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急 2nd season 5―中央アメリカ・エクアドル―の感想
よくもまあ、トラブルが続き。。。とも思うけど、途上国に住んでいると、あるよねぇこういうこと、と納得できる部分も。バイクって空輸できるんだ、とびっくり。
読了日:4月17日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急 2nd season 4―メキシコ・中央アメリカ―の感想
中央アメリカの位置関係がおぼろげながらわかってきた。友達が何人も派遣されているので、国名にはなじみがあったが。単独行動、そして団体行動のメリット、デメリット、納得がいく。
読了日:4月16日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急 2nd season 3―アメリカ・メキシコ―の感想
名所旧跡の紹介は、ほぼ皆無。だが、様々な人とのふれあいの中で、著者は何を得ているんだろう。バイクで大陸を横断するという事象だけではないなにかをつかめているのだと思うが。
読了日:4月12日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急 2nd season 2―アラスカ・カナダ・アメリカ―の感想
旅で出会った人にお世話になる。気軽に家に招いてくれるのは、私の住んでいるネパールも一緒。日本ではなかなかこうはならないよね。人との出会いも旅の醍醐味。
読了日:4月11日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急 2nd season 1―カナダ・アラスカ―の感想
2nd seasonはアメリカ大陸縦断。人間の恐怖から、野生の動物の恐怖へ?蚊がこれほど大変だとは!
読了日:4月10日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急6―南欧・西欧―の感想
6巻、読了。1冊の分量がさして多くないものの、軽い文体で読みやすい。名所旧跡の記述は少ないので旅行のガイドブックにはならないが、自分では経験しないであろうバイク一人旅が楽しめた。 1年近く旅したって、本人及び環境が変わるわけではないと言いつつ、次の度に出ていく様子に、season2も一気に読んでしまいそう。
読了日:4月5日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急5―西欧・モロッコ―の感想
旅の楽しみの一つに人との出会いがある。新しい人との出会いで、進む方向が変わっていく様が面白い。
読了日:4月3日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急4―東欧・バルト3国・北欧―の感想
ドラッグの話が多くなってきてちょっと辟易。もっと、旅の話を読みたい。でも、続きも読む。
読了日:4月3日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急3―トルコ・バルカン半島―の感想
下ネタも結構あるけど、ごく普通の若い男性らしい感じが好ましい。(でも、バイクで一人大陸横断は、普通じゃないと思うけど)
読了日:3月29日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急2―パキスタン・イラン・トルコ―の感想
結構危ない目にあってるけれど、タッチが軽妙で楽しく読める。先へ先へと急ぎたくなる。
読了日:3月29日 著者:クロサワコウタロウ
珍夜特急1―インド・パキスタン―の感想
タイトルがいいのか、悪いのか。とにかくリズム感のある文章で、楽しくどんどん読める。若い頃、こんなことしたかったなと思わせる。
読了日:3月26日 著者:クロサワコウタロウ
セカイ系とは何か ポスト・エヴァのオタク史 (ソフトバンク新書)の感想
出てくる本、アニメ、ゲームのほとんどを知らない私には、読み辛かったが、セカイ系とは何なのか、ぼんやりとわかったような気がする。僕と彼女とセカイの関係、なるほど。
読了日:3月24日 著者:前島賢
日本人が世界に誇れる33のことの感想
もう少し、日本と日本人を肯定的に考えてもいいんじゃないかと思わせる本。何でも欧米化することがグローバル化なんじゃなくて、日本の良さを世界に広めていくことも大事だと思う。もっと自信持ってもいいんじゃないかな、日本人。
読了日:3月23日 著者:ルース・ジャーマン・白石
一生に一度は“絶対”行きたい 世界遺産Top45 (Top45シリーズ)の感想
ウ~ン、モノクロキンドルだったので、写真の美しさがわからない。けれど、あれこれ行きたいところを考えながら読むのは楽しかった。
読了日:2月24日 著者:小林克己
その場しのぎの英会話―カタコトでも一年間住んじゃった (知恵の森文庫)の感想
今まさに海外で英語でジタバタしている最中。人が使ったいいなと思う言い回し、単語を使うというのは私もよくやっている。この本の中にもいいなと思うフレーズがいっぱい出てきて、使える場面が出てこないかとわくわくしているところ。
読了日:2月20日 著者:阿川佐和子
刑務所わず。 塀の中では言えないホントの話の感想
評判がよいので、読んでみた。刑務所の中が体育会系というのはなんとなく想像がつく。受刑者が再犯しないためには、本人が改心するだけじゃなくて、社会制度を見直さなきゃならないというのも納得。 どこにいても、情報を発信し続ける著者の姿勢は感心した。
読了日:2月3日 著者:堀江貴文
1日5分 副交感神経アップで健康になれる! 「首」にすべての原因があったの感想
凄く首がこるので、読んでみた。電子レンジがないので、ホットタオルはできないが、体操は1日2回実施中。
読了日:1月27日 著者:松井孝嘉
「Chikirinの日記」の育て方の感想
ブログを書く目的は人それぞれ。でも、おなじような考え方をする人をターゲットに自分の考え方を伝えるという明確な目的を持って書いて、かつ、多くの人をひきつけている著者の取り組み方は興味深かった。
読了日:1月27日 著者:ちきりん
インドとアジアが交わるネパールに行こう ~年越しカウントダウンはヒマラヤの見える山荘で~の感想
電子書籍のメリット、なんとこの年末年始にネパールのカトマンズ盆地を旅行した旅行記である。1年半住んでいるので、知ってることばかりかなとは思ったが、99円だったのと、人の視点を見てみたかったので、購入してみた。犬にかまれた後の対処法など知らないことがいっぱいあって、それなりに楽しめた。
読了日:1月27日 著者:矢野文宏
天地明察(下) (角川文庫)の感想
失敗から立ち直るところ、そして物事を進めるには心理だけではなくて群衆や有力者を巻き込むところなどが面白かった。著者は少年時代をネパールで過ごしたとのこと、親近感がわく。
読了日:1月14日 著者:冲方丁
天地明察(上) (角川文庫)の感想
コンピュータも電卓もない時代、手作りの測定器とそろばんはじいて、星の出る時刻、蝕を計算するとは、すごい技術だ。技術屋だけれど、感情的な主人公も親しみがわく。
読了日:1月14日 著者:冲方丁
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